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半裁のバケッタレザーから革細工…その1 リュック(L)

───2018/08/13───



性懲りもなく、暇に任せて



半裁の栃木レザーパケッタ。背の部分と腹の部分ではシボの大きさが違うので材料取りに苦労します。
背の部分10cmはベルトに使用するので漉かずに厚み3.2mmのまま、残りは1.5mmに漉いてもらいました。
ベルトは4本ぐらい取れるので市販品だと10,000円はします。
さて、この半裁の革(漉き料金やら諸々含めて34,000円ほど)からいくつバッグを作ることができるか?
まずはリュック(大)から。椅子の座面と比べると革の大きさがわかる─作れるの? 不安。





大きな革を前後2枚縫い合わせただけ。ポケットも何もありません。
モコモコしています。綺麗に仕上げるには縫い合わせの部分を漉くのが本当でしょうが、漉き機を持っていません。手で漉くのは無理、ズボッていっちゃたらオシマイですから。それに漉くと弱くなりませんか?



上部はベルトで絞り、ジャンパーホックで固定します。





ジャンパーホックの取付は大の苦手。何個失敗したことか。



底部はつまんでマチを作りました。



そのつまんだ前後2枚の革の間に、ベルトを通すDカンを取り付けていますが強度大丈夫か?



上部のベルトや持ち手の取り付け部分は革4枚分の厚み。漉いた上で特大カシメを使いましたがこいつも強度に自信がない…不安だらけのリュック。



まあ何とか、半ば強引に作りました。前回のショルダーからリュックに変身するバッグに比べてみると…… でっか〜
でもこれで800g、背負うので重く感じないはずです。



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