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インクジェットプリンタ

──2017/04/23──



1週間、こいつ(EPSON PX-S7050 PS)にかかりきりだった。
ポストスクリプト対応のインクジェットプリンターなんて、もう大判しかないと思っていた。
たまたまEPSONのホームページをうろついていて発見。 はっ? 直販で9万? 昔はPSソフトリッパーだけで5万くらいした。ネットでレビューを探すもほとんどなし。今使っているPM-4000PXのソフトリッパーは化石のようなMac OS 9までしか対応していない。他に選択肢はない、ポチッた。ポチッた後で不安になった。高速であることはカタログをみればわかる。耐久性も30万枚となっている。気になるのは印刷品質、PSソフトリッパー+PM-4000PXの代わりになるのだろうか?
納品されたもののあまり気乗りしない状態でセットアップ。
マニュアルはPDFをみろ、ドライバはネットからダウンロードせい、ネットワーク接続だからさらにややこしい。いい加減イヤになってきたところで何とか終了。印刷してみた。 えっ、えっ、ええ〜! いいぞお、これ!(今のところ)
印刷品質は4000PXと互角、スピードは20〜30倍。解像度は4000PXが720dpiでPX-S7050が600dpi(これが実質) 目に見える差はない。
4000PX用のソフトリッパーは高機能でインク濃度がスライダーで調整できるようになっており、いつも90%濃度で使っていた。(レーザーのトナーはコントラストが高く文字が真っ黒になり、インクジェットの方がオフセットに近い)
X-S7050 PSにはインク濃度スライダーがなくイラストレーターで調整するつもりだったが……デフォルトで90%濃度の4000PXと一致した。当然カラーの方は薄くなるので4000PXと合わせるためにイラストレーターで調整。写真は印刷しないので4色インクでも4000PXと遜色ないまでに調整できる。印刷シミュレーション機能もオフセット印刷の基本は4色なので4色インクの方が理にかなっている(と思う)。
画面と同じものを印刷するクイックドロープリンタと異なり、ポストスクリプト言語で記述されているものを印刷するのでイラストレーター等を使用する限り小さな文字も高品質で印刷される。OS9ではプリンタ用のハードディスクに高価なフォントをインストールする必要があったがオープンタイプフォント等その必要もなくなった。事務所には当時100万近くした古いA3ノビのポストスクリプトカラーレーザーがある。多分総合的にはこのインクジェットに負けているだろう。時の流れとはいえちょっと人夢い。




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