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羊羹型カメラ

──2021/02/01──

もうGR III(スルーすると言っていたのに手元にある)だけでいいかなあ。28mm、クロップで35mm、50mm、ワイコンで21mmという。
単焦点コンデジは28mm、35mmばかりで標準レンズを搭載したものはない(GXR50mmは相性がよくなかった)…あった、忘れてた、SIGMA DP2 Merrill。気にはなっていたものの1枚約50MBというデータ量に腰が引けて敬遠していた。GR III があるので、のんびり撮ればいいじゃないか。デザインはお気に入りだし、レンズも伸び縮みしないし、ちょっと大きいけど相性がよさそう…10年近く前の羊羹のようなカメラがやって来た。ついでに換算75mm相当のDP3 Merrillも仲間入り。メインがレンズ固定のコンデジ3台になった。デジタル時代の今、レンズ固定式はメリットが多い。センサーに合わせてレンズを開発、そして最高画質のためのチューニング、さらには全体に小型化できる。
レンズ交換式いわゆるミラーレスを整理したとはいえFUJIのX-E3とM1、PanaのGM、SONYのα7C、GXR マウントユニットを残している。
α7CやGXRは改造CONTAX GレンズなどMマウントレンズ用、GMは超小型なのでお手軽ズーム用に、FUJIはどうするかなあ。こんどのX-E4、何だかちぐはぐ。サイズよし、デザインよし、チルト液晶よし、手ブレ補正はどっちでもよし。この手ブレ補正搭載を期待している人が多かったんだよな。サイズを優先した?昔は画質に影響があるからボディ内手ブレ補正は入れないとか言ってなかった?
まあそれはおいといて同時にリニューアルした27mmレンズは防塵防滴でしょうが。なぜE4も防塵防滴にしてセット販売しなかった?謎だ。防塵防滴にすれば行動範囲がうんと広がったのに。手ブレ補正はなくても写真は撮れるけど防塵防滴じゃなきゃ雨の日に写真は撮れないよ(撮る気にならないよ)。まあね、もし防塵防滴仕様だったらX-E4購入の口実になったんでヤバかったですが。
さて、DP Merrill。フイルムカメラみたい。ISOは100か200か400、せいぜい800。感度を上げられないのに手ブレ補正無し(超小型GR III は補正有り…X-E4と違ってレンズ固定だからできたのか)。書き込み速度がメチャクチャ遅くて画像を確認している暇なし、SPPで開くまでどう写っているか分からない。普通なら放り投げるようなカメラだけどなぜか相性がいい、シャッターを切る、切る。操作が単純明快。クルマで言えばアクセル、ブレーキ、クラッチの3点セットみたいな。
α7Cはいいカメラなんだろうけど機能てんこ盛りで頭が痛くなった。日本製のスマホも機能をいっぱい詰め込みすぎて売れなかったんだっけ。写真を撮るのにカメラ操作で疲れるなんて勘弁してください。
もう一つ特筆すべきはモノクロ。カラー画像から色を抜くのではなくRAWからモノクロームを生成するという。ライカにモノクロモデルがあるけどMerrillはモノクロ愛好家にはたまらんだろうな。




SIGMA DP3 Merrill

解像度番長 DP3 Merrill クリックで等倍



DP3 Merrill









DP2 Merrill

Merrillはまだ社名ロゴがボディ前面にドドーンと鎮座していますが、2014年発売のQuattroから前面の社名ロゴは消えました。α7Cのページでも書いたけど、そりゃそうだわ。
グリップとストラップは自作。DP2s用に作ったグリップに穴を追加して流用。一応中望遠なのでしっかりしたものを。グリップがないのはスッキリして最高だけど自分で作るのも楽しい。ストラップはハンドに繋ぐことによって斜め掛けに対応します。
52→46mmステップダウンリングにフジツボフード。






このグリップも自作。DP1x用に作ったもの。
やはり1台はスナップシューターを持っていなければということで、DP1xはGRに入れ換えました。

MerrilはDP2sと比べると一回り大きい。
レンズ周りは49mm→46mmステップダウンリングに手持ちの46mmのフジツボフード……じゃ面白くないので、49mm→58mmステップアップリング、58mm→37mmステップダウンリングに超超薄枠タイプのCOKINのフィルターです。
フジツボフード的になって…ないか。



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