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牛革ベリーからショルダーバッグを作った

───2020/11/06───



腹部の革、ベリーです。(栃木レザー製ヌメ革)


もともとはペンケースを頼まれたときに、どうせなら大きいものをと購入したもの。大小の2枚組でした。
←ペンケースの型紙


大きいものは作れないといわれているベリーから最大どれぐらいのショルダーバッグが作れるか挑戦。天地は26cmくらいしかない。なるべくキズ・シワのないところを探して…


前面、背面、背面ポケット、前カバー、マチ

マチは全長80cm。2枚組の内、小さい方のベリーから裁断。これが細長いベリーのいいところ。



前面パーツ。ギボシ留め用のベルトも一緒に縫い付ける。


マチの縫い付けです。
菱目はマチ側から打たなければいけなかったのを間違えてしまったのは内緒。メチャクチャやりにくかった。


縫い終わった状態。
腰のある革を裏返すベストな方法が分からない。力任せにやったので革にへこみができたり (汗)


内ポケット。
どうにもならない汚れは見えない方に。




ポケットは前カバーと一緒に縫い付ける。ちょっと小さかったかな。



ベルトにギボシ留め。ギボシ穴が2カ所ありますね?


余ったベルトは前カバーをくぐらせて。



スッキリしました。


このショルダーは通常上部を絞って使います。
収容物が増えたときは絞りを緩めて上の方のギボシ穴を利用。


上部の絞り


スプリングコードストッパを利用して絞っています。
革紐はテスト用の間に合わせ。パラコードを使った方がスムーズだと思うけど、ちょっと見栄を張ろうと。


サイドから見たところ


上から見たところ
絞りの紐がじゃまそう。


細長いベリーなのでベルトを作ることができます。
140cmくらいの長さができました。ただし、革厚が1.5mmなので床革を貼り合わせています。両サイドを縫えばいいのだけれど、この長さを手縫いするのはご勘弁。このままだとやがて剥がれてくるわな。


形を整え、コバ処理をして、できあがり。


裏面
大きなポケットを縫い込んだ。
このポケットは背面パーツの汚れ、キズ、シワ隠しでもあります。






サイズは、
約横38×縦26×マチ10cm
A4ファイルが入る。ベリーでも結構大きいものができました。
革代は漉き代とか諸々含んで10,000円ちょっと(税込)
ペンケースも作ったし、革はまだまだ小物がいくつか作れるくらい残っています。

まだ形とかギクシャクしているけどエイジングでどれだけ変身するかお楽しみ。

「Stay home」とやらでカメラを持ってブラブラもしなくなり、バッグを作ったり家の中でゴソゴソ。カメラ断捨離だな。でも、ただ売るなんてことはできない、つまり下取りに出してカメラ、レンズの数を減らす… とか何とか言っちゃて、またまた悪い癖が。



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