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OVF付SIGMA DP1x用縦型ポーチ(自作)

───2012/05/13───





動作がもっさりとかよく言われるDPシリーズ。「もっさり」に対しては、外付ビューファインダーと近・中・遠のマニュアルフォーカスでの「写るんです」テイストがよろしいかと。
APS-Cクラスのセンサーを持つカメラをよくあのサイズに納めたと思う。レンズも沈胴式なのでバッグに入れて持ち歩くのはもったいないです。
DP2sの方はOVFが純正で小さく、Nikon COOLPIX5400用のベルトポーチになんとか収まりましたが、DP1xのOVFは純正ではないので入らない……作る?




また端切れの登場。薄い革なので実用度は?だけど練習のつもりで一枚の革を立体にしてみました。
グリップを握ったままで出し入れできる縦型に決定。型紙はA3の用紙に入り切らなくてカバーの部分(長さは適当)が切れてるけど、革は端から端まで全部利用。
なるべく縫うところを少なくしたので、
 型くずれ……するだろうな
 耐久性……?だな(ループも同じ薄革なので特に)
初心者のやることだからベテランから見たら噴飯ものだろうね。この型紙の応用で
 
 GXRユニット(兼コンパクトカメラ)ポーチ
 
 斜め掛けストラップ用ミニカメラバッグ





まず、底と側面を裏面で縫い合わせてから、ひっくり返します。



パーツにはカシメやホックを付けたりするための穴開けが必要ですが、中央に開けるのが難しい。ずれるとみっともないので型紙に穴位置をマークしておいて革に貼り合わせたままパンチします。



必需品のトコノール。床面(ウラ面)やコバの仕上げに欠かせない。半乾きでこするとつやが出てきます。磨き用の道具もあるけれど布でもOK。これを塗るかどうかで仕上がりが随分違ってくるので初心者お助けグッズです。



背面への内ポケット縫い付け。
まず、菱目打ちのガイドラインを付けます。右がステッチンググルーバーで、革の表面を削って溝を切りますが、失敗したら修正が効かないので左のカラス口で代用。



ガイドラインに沿って菱目打ち。



先にベルトループ取り付け用の角カンをカシメ。






本体の側面と背面を接着している間にバネホックを取り付け。
接着には木工用ホワイトボンドを使用、安くて速くて強力。ただし、吟面(オモテ)同士やトコノールを塗った面には効かない。



両サイドを縫い、カバー止めのバネホックも取り付けて完成。底部は補強のための発砲入り。
カバー止めは厚紙を束ねてカシメ打ちの土台にして最後に取り付け。(位置決めが難しいので)



後からベルトに装着できるバネホック式ループ。背面にベルト通しを付けるより出し入れしやすい位置にポーチが来ると思うけど違うかな。
パーツ切れで金具の色がバラバラ。



OVF付きのDP1x。カバー止めはホックを留めやすいように浮かせてあります。
内ポケット。DPはバッテリーが薄いので入りました。


次は厚手のヌメ革でちゃんと作り直そう。



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