GXR
Voigtlander/NOKTON 50mm F1.2
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GXRとNOKTON 50mm F1.2
──2021/10/13──
GXR MOUNT A12+NOKTON 50mm F1.2
GXRはCOLOR-SKOPAR 50mm F2.5を手放し、L39マウントの広角用にしているのですが、試しにNOKTON 50mm F1.2をGXRにつけてみました。意外とバランスが良いし、マニュアルフォーカスも快適です。GXRのマニュアルフォーカスはモノクロ画像でのピーキングを選択できるとかよく考えられています。一番気に入っているのは拡大表示。シャッタ−半押しで拡大解除してカラービューに、シャッターから手を離すと再び拡大のモノクロビューに戻る。実際に使いながら開発していったんだなということがよく分かります。α7Cはシャッター半押しで拡大を解除しておしまい。ピントを確認するときはもう一度拡大ボタンを押さなければなりません。これが全く持って残念。GXRは古い機種なので書き込みが遅いとか色々ありますが、作り手の思いが伝わってくるカメラです。
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ありゃ、α7Cより様になってる。さすが作り込みの鬼。グリップの形状が絶妙で、小さいのにα7Cより握りやすい。ホントにフルサイズで再登場しないかね。ぜひヘリコイド付で。 |
クロップ de 撮り比べ
■α7C vs GXR MOUNT A12■
──2022/01/29──
NOKTON 50mm F1.2を使ってα7C と GXR で撮影。ともに1.5倍の75mm相当。
それぞれ*RAWファイル( Lightroom 6 からストレート現像)とJPEG撮って出し
* α7CはDNGに変換
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両機種ともにピントは左側のサコッシュ、絞り(F2)優先モード、マルチ測光、ホワイトバランスAUTO、諸々の設定はスタンダードですが色味も露出もかなり違います。家具はアイボリーホワイト、サコッシュはキャメル色なので一番現物に近いのは「1」です。
どっちがどっち?
左がJPEG撮って出し、右がRAWファイルで上段が GXR MOUNT A12、下段がα7C です。
キレはGXRでしょうか。α7Cはクロップしているので1000万画素、GXRは1200万画素という違いがあるかも知れませんが、MOUNT A12 のローパスフィルターレスが効いていると思われます。露出は-0.3で撮っていますがα7Cはアンダー傾向です。これは各機種の癖をつかめばいいことなので問題なし。ホワイトバランスもRAWは調整すればOKなんですが……
GXRのJPEG撮って出し(「1」の写真)の優秀さに驚きました。今まで「デジカメはRAWで撮ってなんぼだろうが」、とJPEGに見向きもしませんでしたがゴメンなさいです。RAW現像で手間暇かけても「2」の写真を「1」に仕上げる自信はありません。
α7Cのクロップと比較するのはフェアじゃないと言われそうですがレンズ交換できる最新のデジタルカメラはこれしか持っていないので(汗)
マニュアルフォーカスレンズ使用では10年前のGXRが十分通用します。 絶対処分しないぞ(笑) |
NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM
クロップ 75mm相当
──2023/03/10──
75mm相当のが画角が使いやすいかなと思う──明らかに年のせい。
α7CやSIGMA fpはAPS-Cにクロップできるので50mmレンズであたかも75mmのレンズを使っているように写せます。上の写真は 2400万画素センサーのSIGMA fpにNOKTON 50mm F1.2をつけてクロップしたもので画素数は約980万になります。ボケ量は75mm F1.8相当で、もちろんセンサーの画素数に影響されません。
高画素数センサーのクロップズームも万能ではないので、ボケも考慮するなら明るいレンズでクロップ率1.5倍程度でしょうか。(高画素センサー機を買えない僻み)
──ゴチャゴチャ言わずULTRON 75mm F1.9買えばイイんでないかい?──
こちらはGXR MOUNT A12+NOKTON 50mm F1.2の写真。APS-Cですから75mm相当、約1,220万画素です。
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GXR MOUNT A12+NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM
AFアダプター付のα7CクロップでもいいのだけれどGXRのMFが心地よすぎて手放せない。
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