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LOMO LC-A MINITAR-1 あれこれ
コンデジ fp その3

──2024/04/05──



LOMOのMINITAR-1を購入しました。なぜですかね。
パンケーキレンズであることも購入動機ですが昔懐かしいゾーンフォーカスレバーがついていることが決め手です。距離計を持たないコンパクトフィルムカメラはゾーンフォーカスでピントを合わせることが一般的でした。ピント合わせを4つのゾーンで行う目測方式です。一眼レフではピントリングでフォーカスしていましたが広角レンズはパンフォーカスで使うことが多かったかな。ゾーンフォーカス、フォーカスリングでのマニュアル操作、速写のパンフォーカス、すべて撮し手の意志に基づくものです。あの頃の写真を撮る楽しみは納得のいく一枚が撮れるかどうか。カメラは使いやすくて丈夫なもの、レンズは性能云々より主に画角で決めていました。
デジタルになって解像度・解像感がどうの、ノイズがどうの、連写がどうの、レンズは開放から実用になるとか、センサーの解像度にふさわしいキレだとか、立体感がどうのとか、そんなことにばかりに目がいって… 写真を撮るのが楽しいのか、機材を購入することが楽しいのか……


こんなレンズ



焦点距離は絶妙の32mm。パンケーキですが絞り固定ではなくF2.8から22まで選択できます。クリックはありません。フォーカスゾーンは0.8m、1.5m、3m、無限の4つで色分けされています。クリック付です。昔は、山、3人、1人といったようなアイコンで表示されていました。デジタルですからモニターできちんと合わせることができますがゾーンにクリックが付いているので合わせづらく実用的ではありません。人間の「勘」覚を取り戻すためのレンズです。




全長は約11mm、マウントアダプターを含んでも約19mm程です。重量はレンズ単体で実測62.7g、今使っているアダプター込みだと111.5gと軽量。超軽量Wtulensと比べても87g重いだけです。


レンズキャップ



驚いたのはレンズキャップがねじ込み式。これまでに見たことがありません。これはプロテクトフィルター必須と購入したのですが…




ケラレが心配だったので極薄1.2mmのeins22.5mmを購入。ところが思いっきりケラレました。スペック表にフィルターサイズ22.5mmと記されていましたがケラレないフィルターがあるとは思えない。22.5mmというのはレンズキャップ径だね、多分。




ならばと革で被せ式のレンズキャップを作りました。掛かりは浅いですが何とか機能しています。
(既製品のキャップが使えないレンズが増えて、最近やたらと作っている)
カメラを使いやすくしたいというのはフィルム時代もデジタル時代も変わらない。職人さんが自分の道具を作り込むのと同じ。


持ち運び



持ち方も色々試して、今はこれが一番しっくりきます。カメラは逆さま、レンズを身体側に。シャッターボタンは中指で押すことになるのですが素早く撮影することができます。ずっと持っていると親指が痛くなるのでベルトポーチに収納。ポケッタブルだといいのですがさすがに重量が…。



ベルトポーチは自作します。サコッシュを作った残り革。サイズはギリです。というか前カバーのコーナー部が足りてない 笑(自分のだからいいけど)
時間が掛かるので制作過程はいずれまた。ホントにできるのか?


カラーシェーディング



強烈なシアンかぶり、いくらなんでもこれでは使う気がしない。fpはカメラ内で補正できるので↓



fpのカラーシェーディングで補正できるのは10パターン。全て使い切っているのでMINITAR-1に最適なものを流用することに…Voigtlanderの初代SUPER WIDE-HELIAR 15mm用の補正値がドンピシャでした。
(上の2枚とも歪曲は補正しています)


使いこなせるかナ(楽しく使えるかナ) ※作例はクロップしています












ピンぼけ




ジャスピン






撮りたいものがあるわけでもなし
ついでに写真を撮っている

だから
小さいカメラ、小さいレンズがいい
自分で「いいね」を付けられる写真が1枚あれば楽しい

本日「いいね」はありません 笑




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