Nikon D800が発表された。D800Eは1番目のローパスの影響を2番目のローパスで打ち消しているらしい。最近はローパスを取っ払ったり、効きを少なくしたりすることが多いが、作例で元祖ローパスレスのDPを超えるものにお目にかかった記憶がない。D800Eの公式サンプルにも負けてないような、むしろ勝っているような、いやいや、勝ち負けの問題ではなかったです。
公式サンプルは上のDP(等倍)と似たような被写体。画角も絞りも違うし、D800Eの方はズームだし、比較対象にはならないかな。う〜ん、公式サンプルをDPの等倍と同じサイズに縮小してみたけど葉っぱ(周辺)がなんとなく…。DPが三層センサーだからかどうか素人にはよくわかりません。まっ、素人の戯言です。
ただ、D800Eの3630万画素というのが気になるなぁ。レンズには厳しいのではなかろうか…35mmサイズのセンサーをもってしても3630万画素だと1画素のサイズはざっと計算して0.0049mm、これだとレンズの必要解像度は102本/mm(まあこのクラスのカメラだと高性能レンズを使うよね)。対してDPの1画素のサイズは0.0078、レンズの必要解像度は64本/mm。単焦点だし、余裕でクリアしてるかな。もう一枚のDPの等倍、異常、これ(笑)。28mmDP1xの画像はこちら。
もちろんカメラにはそれぞれ用途があるわけで
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D800は大判出力もするだろうし、カメラとしての性能はDPの比ではない。DPは「コンパクトカメラにしては」というところに落ち着く。解像感だけが写真ではない。(¨;)と、こんな戯言を書いているうちにシグマから「SD1 Merrill」と「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」が発表になった。SD1 Merrillは実売20万円位とのこと。シグマらしいね。SD1は70万円でも発売ちゃったんだから。当初アマチュアにも手の届く価格ということだったのに70万円で発売しちゃった。ふつう、価格のめどが立つまで延期でしょ。たとえ価格が期待を裏切ろうと、出すと言ったら出す。DP1のときもそうだった。「できるわけない」「何時になったら出すんだ」…それでも発売にこぎ着けた。聞けばご破算にして一から作り直していたとか。SD1を購入してくれたユーザーには40万円分のポイント贈呈。ごちゃごちゃ言わずにポンと40万円。高くても買ってくれてありがとう、ごめんなさい。職人的会社というかなんというか。そういえばフイルムの時代は職人的カメラメーカーが多かったような気がする。
新DPもレンズ交換式でないのはよかった。価格にもよるけどこのサイズなら単焦点2台持ちの方が面白いと思う。また、単焦点の固定レンズなら SD1 Merrill の画質を上回る場合があるかもしれない。 |