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SIGMA fp 購入から2年間のまとめ
こんなに手間の掛かったカメラは初めて

──2024/07/14──

2022年5月にfpを購入してから写真を撮るよりfpを何とかしようと苦闘していた時間の方が多かったのではないか? 設定とかではなく使いやすくするためのパーツの追加、あるいは改良です。それもまた楽しですが。

紆余曲折、やっとここまで辿り着いた









(1)



アクセサリーシューを取付



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パーツ購入
嵩張ってfpらしさがなくなってしまった。





三脚穴に変更
ちょっと背高かつ異様な撮影スタイル





最終形
両面テープで…これが一番コンパクト







(2)



グリップを取付



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いの一番に純正グリップを購入
グリップがなければ親指の置き場がない。





グリップを自作したり
アクセサリーシューパーツとの兼ね合いで何とか軽くコンパクトにしたい。





純正グリップに細工したり
純正グリップの違和感解消





最後は純正グリップを外した
親指の置き場が確保できたので純正グリップは外し、指掛かりだけに







(3)



ストラップを作った



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手首に巻き付けられるストラップ
パラコード製





ネックストラップも製作
液晶ビューファインダー使用時用





出番が多いフィンガーストラップ
パンフォーカス、ゾーンフォーカス時に





ボトムストラップも製作
うっかりボタンに触らぬように


おまけ 縦吊り用ストラップ
気が向いたら使うかも







(4)



親指の置き場を確保



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睡眠中のパーツを利用
ジャストフィット












(5)



液晶ビューファインダー取付



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クールピクスE5000用を流用
純正は簡単に脱着できないのでワンタッチ式に












(6)



マウントアダプター選び



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いったい何個買ったのか?





Mマウントアダプターは国産のこれ
ヘリコイド付は国産がないねぇ





さあこれで心置きなく写真が撮れる、、はずだけどなぁ








SIGMA fp とレンズ

──2024/10/10──



SIGMA fp + COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 C-type


SIGMA fp ではマニュアル広角レンズをパンフォーカスか目測で使っているのですが標準域のレンズも使いたい。焦点距離が長くなると被写界深度が浅くなるのできちっとピント合わせする必要が出てきます。「これだっ!」というようなピント合わせ方法ってできないのですかね。拡大なんてやってられないし、ピーキングもゴチャゴチャうるさいし…

素直にオートフォーカスレンズを購入すればいいのですが fpとバランスがとれたレンズがないので自ずとマニュアルフォーカスのレンズに目が行ってしまいます。細身のレンズ探しです。
今使っている35mmレンズは ↓ のL39スクリューマウントでΦ49.5×31mm(フード込み)と小振りです。 ※シルバーにはシルバー色のフードですがブラックを付けています。
フードを外せばパンケーキのP-typeとほぼ同じ全長です。





下のレンズはCONTAX Gマウントの Planar35mm F2.0(Mマウント改)で小さめのレンズですが それでもfp にマウントすると大きく、バランスが悪いです。




α7Cほどのボディサイズなら一回り大きいPlanar45mm F2.0(Mマウント改)を装着しても違和感はありません。





↓これは、HELIAR 40mm F2.8 Aspherical─やはりfpには小さく細身のレンズがベストマッチ。
こんなサイズのAFレンズはないので素早くピント合わせができるように……といってもピーキング(マゼンタ色を使っています)で合わせるか、拡大するか、しかありません。画期的なピント合わせを考案してくれないですかね。時代はオートフォーカスだから無理か。










SIGMA fp にはパンケーキレンズ

──2024/11/5──

小さなfpと言えば誰しも思うのがパンケーキレンズ。しかし、フルサイズ対応のLマウントレンズはパナソニックと七工匠ぐらいしかなく、しかも絞り固定ですからどうしてもライカL39、Mマウントを変換して使うことになります。
手持ちのパンケーキらしきレンズを比べてみました。
写真はゆがみ等で正確なものではありません、イメージです。





   HELIAR 40(M)  LOMO LC-A MINITAR 32(M)  AVENON 28(L)   Wtulens L(C)


※11月11日 Utulens 32(L)の黄色ラインを修正しました。



後玉が飛び出しているレンズがあるので逆さまにしてレンズ先端部を揃えてあります。フィルター・フードは取り付けていません。
Canon 25mm F3.5(全長15mm、fpのマウント部からは約24mm)のマウント部分のガイドが赤いラインで、黄色いラインは各レンズのおおよそのマウント部です。LOMO LC-A MINITAR 32mmはうっかりアダプターを付けたまま撮影してしまいました。黄色いラインの上部はアダプターです。
また AVENON 28mmはヘリコイドが∞でないことに気づかず写してしまったので実際のマウント部は黄色いラインのあたりです。

●最薄は以前紹介したように全長4mmのWtulens L、絞りF16固定、ピントも固定で焦点距離17mmで周辺は乱れますから使用は限定的なものになると思います。作例

●Utulens 32mm F16 の全長はCanon 25mm F3.5とほぼ同じ。GIZMONからLマウント用は販売されていませんが市販のマウントアダプターで装着できます。
間違っていたので黄色のラインを修正しました。全長約5mmです。
PHOTO YODOBASHI にレビュー記事(カメラはニコンZ)

●次はLOMO LC-A MINITAR-1 Art Lens 32mm、全長は10mm、マウントアダプターを含めても約18mmです。絞りも可変で開放はF2.8、ピント合わせの機能もあります。
PHOTO YODOBASHI にレビュー記事(カメラはライカ)

●続いてCanon 25mm F3.5(L39マウント) 全長15mm、マウントアダプターを含めて約24mm。絞りリング、ピントリング、距離指標付で至極真っ当な ^^)レンズです。
オークションに出されたハリウッドスター、ユル・ブリンナー氏が所有していたライカ MP ブラックペイント に装着されていたレンズ。ちなみにこのライカMPは2.2億円で落札されたとか。

●AVENON 28mm F3.5(L39マウント)これぞパンケーキ!というデザイン。1982年発売だからめちゃくちゃオールドというわけでもありません。全長17.4mm、アダプター込みで約26mm。
THE MAP TIMES にレビュー記事(カメラはSONY α7)

●沈胴式ですが焦点距離長めの Konishiroku HEXAR 50mm F3.5は沈胴時全長約18mm、マウントアダプターを含めて約27mm。標準域でこれだけ携帯性に優れたレンズは貴重です。まあ一般的には Elmar 50mm なんでしょうけど。

●HEXARに非常によく似たデザインのHELIAR 40mm F2.8 Aspherical(Mマウント)
全長は21.2mm、アダプター込みで約29mm。この8点の中で唯一の現代レンズ。


●COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 C-type 上の写真8点の中で最も明るい。そして最も全長が長い…といってもフードを除けば全長24mm。マウントアダプターを含めると約33mm、パンケーキと呼ぶにはちょっとシンドイけど。


マニュアルフォーカス、開放F値も大きめ等々、トレードした結果のパンケーキレンズ。どう使いこなすか撮影者次第なんでしょうねェ。





Konishiroku HEXAR 50mm F3.5(L) 焦点距離50mmのコンパクトレンズ



fpのマウントから約27mm(沈胴時)





HELIAR 40mm F2.8 Aspherical(M) fpのマウントから約29mm





Canon 25mm F3.5(L) fpのマウントから約24mm





LOMO LC-A MINITAR-1 Art Lens 32mm F2.8(M) fpのマウントから約18mm



レンズに比べてボディが厚すぎる。
スチルしか使わない身としては、ヒートシンクがなければなぁ……と
(まだ言ってる)










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