prost list    craft    photo/camera





fp
4

マウントアダプター 沼

──2022/11/23──


ライカLマウントのアダプターはソニーのα7Eマウントに比べて選択肢が少ないのでボディーとの一体感を持たせようとするとなかなか厳しい。
デザイン的にCanon 25mm(L39スクリューマウント)のアダプターは写真のHaoge製オールシルバーのLM-Tのつもりでした。(Amazonで4,999円) ところがメチャクチャ重い、94gもある。同じHaogeのヘリコイド付M-Lアダプターは77g(Amazonで9,499円)なのでこちらを使っていましたが、これでも重いというので軽量化のためにL39スクリューアダプターに変更したのは過去記事のとおり。




その他のレンズは…
CONTAX G BIOGON 21mmと28mmはMマウントに改造してあるのでM-Lマウントアダプターを決めなくてはなりません。Haogeのヘリコイド付M-Lアダプターを使ってみたものの無限ロックがないためうっかりミスのピンぼけ連発。そもそもこの2本は最短撮影距離がさほど長くはないのでヘリコイド付でなくてもOK。そこでより軽く(49g)、デザイン的にもシンプルなUrthのM-Lアダプターにしてみました。(Amazonで4,200円)



ところが写真のようにこのアダプターだけ色が違う… 他のアダプターを購入てみたのですが、そのアダプターはレンズ側が異常にきつく脱着が容易ではないので返品しました。



ならばとfpのマウント部の色を変更。どーでもいいこと、特に写真を撮ることには関係ないのにアホです。ついでにピントリング部のゴムも作り直しました。





もう一つ焦点工房のヘリコイドなしのアダプターも持っていたのですが、ロックピンの位置が悪くて改造レンズはしかっり取り付けることができません。このアダプターは以前、粗悪品のL-M変換リングを使用したためにレンズを外すのに難儀してキズをつけてしまったり、受難のアダプターです。





L39スクリューマウントのレンズはこのK&F Concept マウントアダプター KF-39Lにしました。
(重量38g Amazonで3,460円)スクリューですから、ねじ込めばアダプターとの一体感は抜群で、完全にマニュアルフォーカスのライカLマウントレンズになります。レンズ指標がセンターになるように調整することも可能でスクリューマウントレンズは結構ポイントが高いです。アダプターも安価だし。





最後に重いヘリコイド付アダプターの行き先は Utulens に決まり。トータル重量93gですから。
レンズよりアダプターの方がはるかに高い。(^^;

これで fp で使う予定のレンズはすべて収まりがつきました。








fp 純正グリップ改良

──2022/12/10──


改良というのは大袈裟だけど抜群に使いやすくなりました。
グリップの使用をやめて指掛かり(下の写真)に変更したのは、軽量化のためだけではなく違和感があったから。純正グリップは握りの部分がボディから浮いているため指のツメだけがボディに触れている感じなのです。指掛かりだけで使っていたのですが、ふと「この上からグリップ付けられる?」結果オーライ。バッチリ、カーブを描いてくれました。









上から見ると指の当たる部分が一体的に傾斜しています。


これで小さく、軽くしたいときはグリップを外しても最低限の指掛かりは確保できます。
しかし、シグマはなぜグリップを浮かせたのだろう。重量?、コスト? 驚くような取付方法の外付けEVFといい(そもそもなぜアクセサリーシューも本体についていない?)凡人には分からないことが多すぎです。








長大重厚の SIGMA fp

──2022/12/12──


(超)広角レンズを使うときはパースが誇張されすぎないように気を付けています。購入した当初は面白がっていたけれどそんな時代はとっくに過ぎた。カメラの左右と上下の傾きは液晶に表示させることができるのであとは正対して写すこと。そんなことに気を付けていたら fp の外付けEVFが欲しくなってきて…あの超高価なやつね。回転させることができるので上下の傾きを上からのぞき込んで修正できるから。この便利さは LUMIX GX7のファインダーやGXRの外付けEVFで経験済みです。
しかし、fp のオプションEVFは短小軽薄のボディをぶち壊し。なんといっても取付方法が…
外れちまわない? 接続端子大丈夫?  購入は見送りました。



fp + Canon 25mm F3.5


それで、軽量化したばかりのCanon 25mm付のfpを長大重厚にして遊んでみました。まず没にしたシュー付のブラケットを再登場させたものの、あまりにも不細工。これは色のせいです。




塗装したぞ〜。
マウントアダプターは重量級だぞ〜。
25mmのレンズに21mm用のOVFを取り付けたぞ〜。

このOVFはCONTAX G マウントBiogon 21mm F2.8に付属していたもの。もう一つ所有しているコシナの21mm用のOVFより暗く、重く、でかい。ところがこれが使いやすいのです。視野内に白いフレームなど無く、まるで一眼レフのファインダーを覗いているような気分(ちょっとオーバー)
視野範囲も25mmレンズにほぼ合致。




オー! このブラックの一体感。TAMIYAのマットブラックTS-6に助けてもらいました。






総重量840g ん? 意外と重くない。








更新なしが続いて
SIGMA fp の「ん?」のその後のその後

──2023/04/22──

色々あって更新なしが続き、もう自己満足は終了でイイかもと思ったり。
でも、カメラぶらぶらのお散歩はしていたので「何これ?」というSIGMA fp ネタで書きます。




昨年10月に fpは無意識に指が触れて勝手に設定が変わってしまうのでダイヤルには2つの機能しか割り当てていないと書きましたがそれもうまくいかず、もう割当てゼロにするしかないのかという状態に陥ってしまいました。ハンドストラップを使用していると持ち運びのときに触れてしまうようです。自分の使い方が悪いのかも知れませんが fp L ではダイヤルのクリックを強めにしているので何かしらの不都合があったのでしょう。しかし、パーツの要因以外に後ダイヤルには根本的なレイアウトの問題があると思うのです。今まで多くのカメラをハンドストラップで持ち歩いていましたがこのような経験はなかったですから。

同じぐらいの大きさのGXR、α7Cと比較してみました。



左 GXR   右 fp




左 fp   右 α7C




3台並べてみると


fpの後ダイヤルの位置はかなり上、しかもボディ右端からほとんど離れていません。このため背面の指当たりに親指を掛けると「↑」「→」「↓」は親指に隠れてしまうほどです。これでは触れるなと言う方が無理です。(グリップHG-11をつけると指が浮くので少しは改善されます)α7Cは完璧、親指はボタンに全く干渉しません。
なぜこのような上方のポジションにしたのか謎です。「MODE」ボタンを左の「SIGMA」ロゴ部分に移動し、「MENU」ボタンを「QS」ボタンの下に持っていけば後ダイヤルは下げられたはず。
手持ちのカメラで後ダイヤルがこのような位置にあるものはありません。SIGMAのDP2s、DP Merrillも親指が当たるような位置にはありません。^^;)








日の丸構図│赤いバラ
SIGMA fp の「ん?」のその後のその後のその後

──2023/05/13──



fp(オプションのグリップ付)+HEXANON AR 52mm F1.8

少しトリミングしただけで、露出・色など補正なし(実物のバラもこんな色)


fpの後ダイヤルの位置は不可思議という話をしました…軽量化に苦労していましたが設定が知らないうちに変わってしまったり、さらに持ちにくいということもあって結局グリップを付ける羽目になりました。





持ちにくい……親指の置き場が窮屈です。ボディの右端をつまんでいる様な感じ。
小さく軽いLUMIX GM5と比較してみました。



上 LUMIX GM5     下 fp

右の赤いラインは指当たりの端、GM5のスペースを示す左のラインを降ろしてみると、AEL・QS ボタンに干渉してしまいます。fpのほうがはるかに重いのにGM5より指の置き場が狭いという…


グリップをつけると



おおらかな気持ちになれます(笑)

グリップなしの標準(つまりフルサイズ最小)でも普通に使えるようにするのだったら液晶を小さくすべきだと思うけどなあ。でもグリップなしでマニュアルレンズを使うユーザーさんもお見えになる。やっぱり自分の問題か。



レンズはHEXANON AR 52mm F1.8  自家製フジツボ風フード(フードになってる?)付








SIGMA fp の落ち着く先は

──2023/05/23──



当初の計画通り「L39スクリューマウントの広角レンズをパンフォーカスで使う」に落ち着きそうです。設定が変わってしまったり、持ちにくかったりで軽量化には逆行するグリップが必須となったのは残念ですが。 小さいレンズは小さいカメラで使おうということと、fpのカラーシェーディング機能が決め手となりました。
ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6、SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5は最短撮影距離が30cm、↑写真のCOLOR-SKOPAR 21mm F4は50cmなのでヘリコイド付アダプターは使わずL39スクリューマウントをライカLマウントに変換する軽量なアダプターをそれぞれに装着しワンタッチで交換できるようにしてあります。
パンフォーカスで使うので絞りはF11とかF16、背面液晶は暗く見にくいです。外付けファインダー(OVF)を付けるため取付パーツを購入したものの大きく、重くなり fpの良さが失われてしまう─最後の手段、シューを両面テープでボディに貼り付けました ─さすがに接着剤は使えない ^^;)─
通常の両面テープではなくアマゾンで購入したこれ(OTOKU 両面テープ)です。(←厚みがあるテープなので今はオーソドックスな3MのScotch はがせる両面テープ 強力タイプを使っています)



何度かファインダーを抜き差ししましたが今のところ剥がれる気配はありません。(使用される場合は自己責任で)
他に使用するレンズはCANON 25mm F3.5(これが主役)とCOLOR-SKOPAR 35mm F2.5…全て小型のスクリューマウント。さらに超パンケーキWtulens L ……物好き、へそ曲がりなのです。
Mマウントに改造したCONTAX G レンズや標準域のMマウントレンズ達はα7Cにおまかせ、もっと小さく、気分を変えたい時はGXRの登場になります。


(C) Copyright Photo All Rights Reserved     hotophotodays@wing-ms.com